ガチレビュー!UMIDIGI F1を半年使ってみて思ったこと<<後編>>

どうもこんにちは、Apple信者のセツナです。MacBook最高iPhone便利。っていうのはさておき(既視感)、自腹レビューのスマホについてあれこれ書いていきます(はよアフィリエイト審査通ってくれ)。

 んで前回の予告通り、とはいえ前回の記事執筆からかなり(1年近く空いてるので今までどれだけこの記事溜め込んでたんだというのはさておき)間が空いてしまいましたが、今回はあまりよくなかったところについて書こうと思います。

前回の記事についてはこちらをご覧ください。

こう言ったレビューっていうのは、自腹なので結構負担っていうのはあるんですけど、消費者目線でみれて、かつ提供品じゃないのでバッサリ言い切ってしまっても上から怒られるという心配がないっていうのがまたいいので、こういう形式のレビューをこれからどんどんあげていきたいなとは思ってます。それで本題の欠点なんですが、まず先に目立った点を上げますと、

・ソフトウェアの作りが甘い
・充電ポートがゆるい(製品の欠陥?)
・バッテリーの容量の割にいまいちな電池持ち
・ゲームには向かない(自称ゲーミングだけど値段相応ではある)
・サポートが万全ではない

といった感じですかね。多分この辺が主に他の使用者さんでも特に目につく欠点であろうと思います。

 最初にソフトウェアについてですが、とりあえずはっきり言わせていただくと、「ガバガバ」。メモリ容量はこの機種に最適化されておらず、AOSPそのまんま乗っけただけなような仕上がりなので、確かにいろいろいじり倒したり実験に使うのには向いていますが、とりあえずカタログスペックよりも性能が低く感じてしまうところがネック。せっかくカタログスペック上はある程度の性能があるわけなので、この機種の性能を最大限に引き出してあげたいなというところが正直なところです。せっかくRAM4GBもあるのに起動時で既に2GB以上メモリ容量を占有してしまっているのは割とライトユースしていても気になるくらいの動作ラグを感じました。

 次に充電ポートがゆるい件についてですが、こっちもガバガバ。そしてスッカスカ。これは製品の設計上のミスなのかな?同じUMIDIGI F1の使用者さんからもちらほら充電ポートが壊れたという話を聞くので生産ロットとかの関係があるかもしれません。とにかくすぐ緩くなる。メーカー保証云々ではなく、本当にお話にならないくらいです。後継機であるF1Playのユーザーからはそんな話を聞かないので、多分製造ロットとか改良などの点なんだろうなぁと。これは良くない。本当に半年ちょっとしか持たないのはびっくりした。とりあえずUMIDIGIさんの方に連絡を取ってみてから様子をみようかなと。

 3つ目のバッテリーの持ちが悪い気がする件についてですが、多分これは中国の新興メーカーあるある(格安スマホメーカーあるある)だとは思います。単純にスペック詐欺または、質の悪い充電池を採用することによっての全体的な品質の低下。多分これのどちらかだと思います。もしくは上で挙げた通りのソフトウェアの最適化が全くなされていないことによる性能低下な可能性もなきにしもあらずといった感じでしょうか。せっかく物自体がいいのにこう言った細かいところで評価を落としていくのはもったいないなぁと思います。中国メーカーは気に入っているメーカーが多いだけあってもっと気合いを入れて製品を作っていっていただきたいです。個人的にはやっぱり初めての新品購入スマホって言うのもあって、多少は気に入っているメーカーさんなので、できる限りの努力はしていただきたいなってところです。

 4つ目に書いたゲームにはあまり向かない点ですが、この価格帯でTypeCを搭載しているのは確かにすごいことなんですが、TypeCが充電とストレージ接続だけしかできず、せっかくのいろいろな機器に接続できると言う利点があまり活かせていないところが少し残念な点だと思います。TypeC搭載機種なので、もっと活用して欲しかったかなと。まぁこれは一般的なユーザーにとってはあまり関係のない話ですし、そもそも先述したポートが弱い問題があるのでそこからな気はしますが。

 また、カタログスペックですらゲーミングと名乗るには若干厳しい感じのスペックなのに先述のソフトウェアで完全に台無しになってゲーミングからはかなりほど遠い気がします。とはいえ軽めの3Dゲームくらいならできないこともないので、この辺でやっとまぁ一部妥協できるかなと言った感じです。FPS系はPUBGとかは未検証なまま文鎮になってしまったので、この点はなんともいえないですが、荒野行動などは設定を落とせば安定してプレイはできるかなと言った感じです。完全にできない感じではないですが、設定を上げると簡単に70℃まで上がってしまってサーマルスロットリングが発生してしまうので、あまり常用できた感じではありません。

 とはいえある程度の性能を新品2万円で購入できると考えるとこれまた結構安いので実験用にするだとかROMを焼き焼きしちゃうとか(できるかは知らんし責任とれんけど)、アプリの開発の人柱代わりにするのにもちょうどいいかもしれません。型落ちのハイエンドスマホ(XperiaだとX Performance~XZ、GalaxyだとS6~S7e、HuaweiだとP10~P20Liteあたり)と割と近い性能を持っている、つまりユーザー層が一部のブランドハイエンドを除いた大半が使用しているであろう性能を擬似的に体感できる性能になるかなと。とはいえどもこだわりなかったら中古のこの辺りのスマホを買うって言うのもアリなんですけど。というか下手にこいつ買うより良いのかも知れない。まぁでもこの記事読んで気になるっていう人もいるかも知れないのでリンクだけ置かせていただきます。

 最後に書いたユーザーサポートが甘いと言うのは、元々私全くスマホを知らないような状態の時にこの機種を買ったんですけど、やっぱりサポートがゆるいかなって感じはしました。やはり日本国内での販売歴でいえばまだまだ新興メーカーというのもあって、宣伝などに力は入れているのですが、やはりその宣伝にメーカーさんのサポートの方が足りていないなっていう感じがよくします。充電ポート云々はさておき、それについての不良は初期不良じゃないかなと思ってUMIDIGIさんとやりとりをさせていただいたことがあるんですが、まぁ対応が遅かったり速かったりまちまちで、かつ日本語が機械翻訳を通した感じのカタコトさでこれだったらそのまま中国語でやりとりをした方がもう少し良かったかなぁと思ってしまったほど。まず初心者にはお勧めできない気がしますね。

というわけでここまで色々書かせていただいたのですが、もちろん悪いスマホではないので先述の点をどこまで我慢できるかにかかっているような気がします。私としてはHuaweiのP30 Liteだったりとかnova lite 3、OPPOのA5 2020、SamsungのGalaxy A7が同じ価格帯でのオススメスマホかなぁと。全体的に見て初心者にはあまりお勧めできるスマホではないかなという風に感じました。

 あくまでも個人の感想、といった側面が高いですが、それでも一つの参考になるかなと思いこの記事を書かせていただきました。最後までお読みいただきありがとうございました。ではまた次回別の記事で。